サポート終了後3年が経過した最強の第3のスマホ OS「Windows 10 Mobile」 を改造して復活させていく!
みなさんこんにちは!😀
自称 Windows Phone マスターのぶどぶどうです!
お久しぶりです!
今回は Windows Phone (Windows 10 Mobile)、 Lenovo 503LV が眠っていたため、
Windows 10 Mobile を改造して遊んでみたので記事を書いてみました。
その前に
その前に Windows 10 Mobile について紹介。
Windows 10 Mobile は 2015 年にリリースされた Microsoft にとっての最後のモバイル OS です。
この OS は、 Windows Phone 8.1 の後継として開発され、CE の後継の Windows Mobile とは名前が似ていますがそちらとは一切関係ありません。
さらに、この OS は
- UWP アプリに対応しており、 Desktop 版 Windows 10 と同じコードでアプリを作成可能
- Microsoft Office や OneDrive との親和性
- Continuum というモニター、キーボード、マウスを接続し、 PC の UI でアプリが使用できる機能
- Windows 10 と共通のデザイン・UI
といった特徴を持っていました
簡単に言ってしまえば、Windows Phone の Windows 10 版といった感じでしょうか。
ちなみに Windows 10 Mobile は Windows 10 のエディションの1つという位置づけだったようです。
しかし残念ながら対応アプリがあまり増えない上にほとんど普及しなかったため、
2019年12月、Microsoft は Windows 10 Mobile のサポートを終了しました。
(2022年7月時点のフィードバックHubの様子。サポート終了を惜しむファンもいるようです。)
現状のアプリの対応状況について紹介していきます。
サポートが修了した OS の為、アプリ対応は残念ながらあまり望めません。
まずは Microsoft Store について、
アプリを開いた直後のトップページが崩壊しており、
下記 SS のようにトップページには 25 件のアプリしか表示されません。
しかし、アプリ自体はまだ正常に動作しており、検索やアプリのインストールや購入等ほとんどの機能は使用できます。
つまり、対応しているアプリであればまだアプリのインストールは可能なのです、
対応してれば。
ちなみに、インストールできるアプリの条件は主にこんな感じです。
・appx/appxbundle/xap 形式であること → msix/msixbundle 等はインストール不可
・アーキテクチャが arm 対応であること → arm64 は NG (そもそも Windows 10 Mobile 自体が 32bit OS ですので...)
・OS のビルドの要件を満たしていること → Windows 10 Mobile の最終ビルドは 15254
上記の条件に対応したアプリは残念ながら年々減ってきているので、対応アプリが減っているのは事実です。
例えば、最近だと Asphalt8 の Windows 要件が上がり W10M ではインストール不可となってしまいました。
また、 W10M のサポート終了以降、 Microsoft Store にあった一部を除くゲームやアプリはもう新規インストール不可となっています。
動作感
改造する前に、動作感について。端末の性能の割にはサクサク動きます。
今回の機種「Lenovo 503LV」で AnTuTu v6 を走らせてみましたが、
4.7万点と iPhone 5s の 6.4万点より低いです。
(ちなみにメーカー名が NOKIA となっているのは、Interop Unlock をした時の副作用)
ですが、今回のスマホの CPU は Snapdragon 617 と当時のミドルレンジ CPU にも関わらず
少なくともこれと同じ性能の Android スマホより OS の UI 等が快適に動きます。というか、617 とは思えない動作感です。
また、 OS 自体も Windows にしては安定して動いてる印象。
(しかしいつか WP 最強の HP Elite x3 や Microsoft Lumia 950 XL が欲しいな...)
本題(Interop Unlock)
注意:今回の内容は端末が最悪文鎮化する可能性があります。
この記事を参考にして何かが起きても、責任は負いませんので真似される際は自己責任でお願いします。
では、早速本題へ行きましょう。
まずは改造の入り口である Interop Unlock を行います。
Interop Unlock とは簡単に言ってしまえば Windows Phone でシステムの権限を取得することです。
Android の Root 化や iOS の脱獄に近い感じでしょうか。
これを行うことで野良アプリを簡単にインストールしたり、レジストリを変更したり、システムファイルに自由にアクセスできるようになります。
というわけで Interop Unlock をやっていきましょう。
Interop Unlock 自体の方法については Windows Phone ハックで有名な Telegram コミュニティ、
W10M Group が丁寧に解説(英語)していますのでそちらを参考にしてください。
Lenovo 503LV や HP Elite x3 等の Lumia 以外の端末はこちらの方法で出来ます。
(作業中に出てきた見る機会はほぼないであろう Windows Phone のアプデ画面。シンプルだけど好き)
なお、Interop Unlock の途中で有効化した開発者モードはずっとこのままにしておきましょう。
設定を戻すと野良アプリが動作しなくなることがあります。
おすすめ改造アプリ紹介
Interop Unlock を行った時点でほぼ改造したようなものです。
せっかくやったので次は改造アプリを見ていきましょう。
Windows Universal Tool(WUT)
Windows Phone を復活させる絶対入れるべきアプリ。
WUT は W10M Group の開発者によって開発された UWP 製の多機能ツールです。
プリセットされたリポジトリから、配信終了したアプリやユーティリティ等、様々なアプリをインストールできるようです。
WUT のインストール方法はこちらからダウンロードした 「WUT.X.XX.XX_ARM.7z」 を展開して端末に転送し、エクスプローラーから手動で証明書、依存パッケージ(Dependencies フォルダの中にある Appx 達)、本体 Appx の順にインストールします。
インストールが完了しましたら、スタートに戻り「すべてのアプリ」からアプリを起動し、リポジトリを開くとここから色んなアプリ・ツールをダウンロード・インストールできます。
WUT はここでは紹介しきれないほど紹介することが多いので詳しくはインストールして自分の目で確かめてみてください!
CMD Injector
名前の通り、 Windows 10 Mobile にコマンドプロンプトを追加するアプリですが、
ライブ壁紙や画面録画、 XAP インストーラーやその他改造ツールが使えますが「BootConfig」等、
端末が文鎮化するかもしれない設定がありますので興味本位で弄らないようにしておきましょう。
できることは少ないですが一応、コマンドプロンプトが使えるといった感じです。
おすすめ実用アプリ紹介
実用アプリは少ないですが、お気に入りの物を紹介します。
また、 先ほどの Windows Universal Tool 経由でも頑張れば Microsoft Store でもアプリを見つけられますので、自分で探してみるのもありです。
使っているのはこんな感じ
・TwitterPWA ... Windows 10 Mobile で動作するようカスタマイズされた Twitter の PWA アプリ。
・Unicord ... Discord の UWP クライアント。Token ログインで動作する。
・Unigram Mobile ... Telegram の UWP クライアント
・KythonaUWP ... ぶどぶどう作の KanaAPI を使用したパーソナルアシスタントアプリ
・Microsoft リモート デスクトップ ... もはや持ち運べるシンクラになる。 Contiuum 対応なのがデカい。
・KODI ... 多機能メディアプレイヤーの UWP 移植版。 Elite x3 買ってドックに差して使ってみたい。
現在でも購入できるおすすめゲーム。Microsoft Store からちゃんと買おう。
検索すればちゃんと出てくる。
・Toy Soldiers: Boot Camp ... 戦争ゲー。iOS や Android で未だに配信されていない。
・Kinect Animals ... ケモノものの癒しゲー。これも二強で未だに配信されていない。
・ilomilo ... 3D のパズルゲー。暇つぶしになる。これも二強で未だに配信されていない。
・Terraria ... Ver 1.2 相当まで更新されている。あえて古いバージョンで遊びたい人におすすめ。
あとがき
まだまだこの記事更新する...かも